ポリーニ×モーツァルトのピアノ協奏曲第21番
最近、私はモーツァルトのピアノ協奏曲第21番の新しいCDをよく聴いている。
ポリーニの弾き振りによるCDだ。
- アーティスト: ポリーニ(マウリツィオ),モーツァルト,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/09/06
- メディア: CD
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このCDを聴いていたら聴いていたらとても幸せな気分になった。
夢見心地。
暖房の効いた暖かい部屋でうとうととしてしまった。
清廉で爽やかなメロディ、ときに愉快でときに寂しげなこの曲の魅力を余すところなく伝えている。
カデンツァも素敵だ。
この曲の新しい名盤といっていいと思う。
「完璧だが冷たい」、「機械的でロボットのようだ」
そんな形容も昔のこと。
機械的なスタイルはモーツァルトに合っているし、オーケストラとピアノの一体感も相当なものだ。
どちらかといえば、温かいとさえ言える演奏。
ポリーニは現在60歳を越え、その輝かしいキャリアから、彼以上に巨匠の名がふさわしい現役ピアニストは他にいない。
歴史に残る大ピアニスト、バックハウス、ホロヴィッツ、ルービンシュタインらに肩を並べたといっては言い過ぎだろうか。
このCDはライブ盤でものすごい拍手が収録されている。
聴衆の反応以上に、この日の快演を物語るものはないだろう。
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