USHINABE SQUARE

クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

ジョン・フィールドのノクターン


フィールド:ノクターン集

フィールド:ノクターン集


フィールドのノクターンを聴いている。


ジョン・フィールドベートーヴェンとほぼ同じ頃に活躍したアイルランド生まれの作曲家だ。


フィールドは優れたピアニストでもあり、単一楽章のピアノ作品を書き、それを「ノクターン」と名づけたことでも知られている。


すこし後のショパンにも影響を与え、ショパンは同じノクターン作品の傑作をいくつも作曲した。


ショパンノクターンに比べると音も少なく起伏も薄いので突っ込みが足りないと思われるかもしれないが、フィールドのノクターンにも特有の美しさがある。


穏やかで牧歌的。そして上品。自由な時間にこういう曲を気ままに弾く人がいたらとても趣味がいいと思う。


これほど美しく清廉な曲を書いたフィールド。さぞ立派で上品で紳士的な人物と思ったら、アルコールに溺れ、晩年は辛い時代を過ごしたそうだ。


同じアイルランド出身のピアニスト、オコーナーの弾くフィールドはとても繊細に表現されていて、作品の一つ一つが丁寧に磨き上げられた石のよう。


(↓面白かったらブログランキングに応援よろしくお願いします。)
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
人気blogランキングへ