ジョン・フィールドのノクターン
- アーティスト: オコーナー(ジョン),フィールド
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2002/02/27
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
フィールドのノクターンを聴いている。
ジョン・フィールドはベートーヴェンとほぼ同じ頃に活躍したアイルランド生まれの作曲家だ。
フィールドは優れたピアニストでもあり、単一楽章のピアノ作品を書き、それを「ノクターン」と名づけたことでも知られている。
すこし後のショパンにも影響を与え、ショパンは同じノクターン作品の傑作をいくつも作曲した。
ショパンのノクターンに比べると音も少なく起伏も薄いので突っ込みが足りないと思われるかもしれないが、フィールドのノクターンにも特有の美しさがある。
穏やかで牧歌的。そして上品。自由な時間にこういう曲を気ままに弾く人がいたらとても趣味がいいと思う。
これほど美しく清廉な曲を書いたフィールド。さぞ立派で上品で紳士的な人物と思ったら、アルコールに溺れ、晩年は辛い時代を過ごしたそうだ。
同じアイルランド出身のピアニスト、オコーナーの弾くフィールドはとても繊細に表現されていて、作品の一つ一つが丁寧に磨き上げられた石のよう。
(↓面白かったらブログランキングに応援よろしくお願いします。)
人気blogランキングへ