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オペラの本とオーケストラの本


いつのまにか成人の日も終わり、1月も折り返し点迎えようとしている。毎日あわただしくて、このブログも1月に入ってようやく二回目の更新というありさまだ。


昨年末に購入した本の中に、クラシック音楽についての良作があったので、今日はそれについて書きたい。


■『ひとりでも行けるオペラ極楽ツアー』


ひとりでも行けるオペラ極楽ツアー

ひとりでも行けるオペラ極楽ツアー


1冊目はオペラ本。いますぐにオペラ三昧の旅行に行きたくなる本。まだまだ遅くはない。本書は、著者いわく「もう若くはない中年おばさん」が、オペラシーズンの幕開けと共に、スーツケースをゴロゴロ転がして、今日はこの町、明日はあの町と移動する旅のスタイルから導き出された、「オペラ旅を楽しむコツ」を伝授する。


ミラノ・スカラ座ウィーン国立歌劇場バイエルン国立歌劇場メトロポリタン歌劇場などの有名オペラハウスをはじめとして、ボローニャトリエステパレルモザルツブルクプラハブダペスト、ロンドン、パリなどのオペラハウスが豊富な写真入りで紹介されている。地図のイラストもわかりやすくて旅行の時に役立ちそうだ。


写真の質は大変によく、オペラハウスの優雅な内装は写真で見るだけでもため息が出る。


私は去年の11月に実際に、チェコハンガリーに行って、オペラ旅めいた旅行をしてきたのだが、帰ってきた直後にこの本を手にとって見て、その感動が沸々とよみがえってきたのだった。


いつか、オペラシーズンの開幕と同時にヨーロッパに渡り、半年くらいかけてオペラ三昧の旅をやってみたいものだ。


■『極上のオーケストラ鑑賞ガイド』



こちらはこれからクラシック音楽を聴こうという入門者向けの本だ。それも、楽曲のガイドではなくて、指揮者とオーケストラにスポットを当てた内容で、世界と日本のオーケストラが多数登場する。


ひとつのオーケストラにつき1ページが割かれ(国内オケは半ページ)、世界のオケは全41団体、日本のオケは全24団体が写真入りで紹介されている。


たとえば、ウィーンフィルのページでは、「創設年…1842年」、「本拠地…ウィーンムジークイフェラインザール」、「主な歴代指揮者…フルトヴェングラー、クナッパーブッシュ、ワルターベームカラヤンカルロス・クライバーアバド」などの基本情報に加え、エピソードやレパートリーなどの解説が載せられている。また、このオーケストラの代表的な録音も紹介されている。


紹介されるオーケストラの音は、4つの項目で評価され、(1)「技」と「味」、(2)「華」と「渋」、(3)「重」と「軽」、(4)「洗練」と「素朴」のそれぞれの項目について、どちらに振れているかあらわされている。この辺は完全に著者の主観だが、自分の中のイメージと比べてみるのも面白い。


要するに、世界にはどんなオーケストラがあって、日本にはどんなオーケストラがあるのかを書いた本だ。


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