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『OUTDOOR PRODUCTS(アウトドア)』のカメラバッグ


カメラバッグというのは、どうしてなかなか100パーセント満足するものに出会えないのだろうか。機能が充実していたかと思うと、デザインが野暮ったかったり、デザインが優れていたら機能が劣っていたり、大きさも丁度良ければ、荷物が増えた時に対応できなかったり、大きさを求めると、実際はそれほど使用しないスペースが多かったり、等々。


私は、幾つかカメラ専用バッグも持っているが、普通のショルダーバッグにインナークッションを入れて対応させる機会が多かった。ただしその場合は、普通のバッグは自分の好みで買うのでデザインは文句ないのだが、ファスナーが金属だったりすると、カメラの傷を気にしなければならなかったり、出し入れがしづらかったり、変たところにポケットが付いていたりして、違う悩みが出現する。やはりカメラにはカメラ専用バッグが良いのではないか。


そんなわけで、今年、幾つ目かになるカメラバッグを手に入れた。より良いカメラバッグを求める気持ちは、趣味で写真を撮っている人なら、わかっていただけると思う。


『OUTDOOR PRODUCTS(アウトドア)』は、それまでスポーツ用品店を経営していたアルトシュール兄弟によって、1973年にロサンゼルスで創業された、アウトドア用品ブランドである。ショルダーバッグ、メッセンジャーバッグバックパックなどの製品がよく知られていて、アメリカはもとより、日本でも若い世代を中心に人気だ。その商品は、使い勝手と耐久性、そしてデザイン、価格を両立させている。



まずはデザインがシンプルで飽きない。そしてかなり軽い。しかし、内部のクッションは十分で、衝撃にも強そうだ。価格も7,000円くらいだったので、リーズナブルだ。


それに何よりも、私の現在の用途にマッチしている。



内部の仕切りはこんな感じになっている。



私は、カメラは富士フィルムの『X-T1』を中央のメインフロアに入れている。上向きでも下向きでもよいが、レンズを上向きにした方が、左右のエリアにアクセスしやすい。この、メインのフロアには、その他のミラーレス一眼カメラだったらもちろん入るし、ニコンキヤノンAPSの一眼レフも入ると思う。フルサイズの一眼レフを入れたら相当きつくなると思う。そして、左右に分かれたフロアには、財布とリコーの『GR』を入れる。家の鍵や、携帯電話もその隙間に入る。


奥、つまり体に当たる側には仕切りがあり、タブレットが入る。最近のカメラバッグはこうしたスペースが徐々に増えているが、まだ未採用のものも多いので、どんどん採用してもらいたい。私はここに寺社参りの御朱印帳と、Kindleを入れている。『macbook air』や『Let's NOTE』などの、小型のPCも入る。しかし、私は大きめのカメラを入れたことがないので、この仕切りが圧迫されて、『macbook air』や『Let's NOTE』が曲がらないか、心配が少々ある。



しばらく使ってみた結果、このカメラバッグの購入は、「当たり」だったと思う。シンプルなデザインで飽きない。よく使うものだけに、それは大切なことだ。そして、久しぶりに、カメラ専用バッグに戻ってきたが、取り回しに安心感があり、ポケット類も使いやすい。後は、裏にもポケットがあればとか、上面に『TEMBA』のカメラメッセンジャーバッグのように、開けなくてもカメラを取り出せるファスナーがあれば最高だったが、それはコスト的に無理だったのか。それが唯一の不満だ。100点満点ではないが、85点くらいで、満足している。