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西長堀『カドヤ食堂』


大阪で一番有名なラーメン屋さん、『カドヤ食堂』に行ってきた。先日、平日に休みだったので、西長堀の本店まで行ってきた。


『カドヤ食堂』は、テレビ番組で大阪ラーメンナンバーワンになったこともある有名店である。グルメ情報誌の『あまから手帖』をはじめ、グルメガイドでも頻繁の紹介されている。というよりも、出ていない本を探す方が難しい、と言っても過言ではない。その名は全国的に知られている。


そういう有名店は行列がつきものなので、並ぶのが億劫で、いままで行く機会がなかった。早い時間に行くにしても、こういう店は開店待ちの行列ができているはずだ。また、『カドヤ食堂』は、チェーン展開していないので(移転前に元々あった場所、今福鶴見に2号店がある)、ここに行かないと食べられないというのが、敷居を高くしている。


同じ行列に並ぶにしても、12時に行くよりは11時前に行った方が良いだろう。開店待ちの行列に間に合うように店に着くように考えた。しかし私は電車で降りる駅を間違えて、一駅余分に歩いたため、店に到着したのは開店の11時を回ったところだった。


しかし意外だったのは、全然、待たずに入れたことだ。ほとんどの席が埋まっていたが、平日ということもあって、すぐに席に通された。しかしその後、家族連れやサラリーマンが相次いで来て、すぐに待ち状態となった。カウンターは6人掛け、ボックス席は2つあるが真ん中に仕切りがされて2人掛けとされている。基本的にはラーメンを食べたらすぐに出て行かないといけないような雰囲気である。つまみ的なものもそれほどなく、ちびちびとビールを飲んでいる人もいないので、回転は速い。



私は800円の中華そばを注文した。すぐに料理が出てくるという感じではなかった。後述するが、麺をきちんと時間をかけて茹でている。時間を計っており、手際もとても良いが、それなりに待たされる。


私がまず意外に感じたのは、器が小さく、深いということだった。昔ながらの中華そばの店を出すような店に見られるような、広めのラーメン鉢を想像していたが、違っていた。



中華そばと謳っていて、実際見かけも昔ながらの中華そばだが、その味は素晴らしく洗練されていた。想像の上を行っていた。


スープは、塩味が強めに感じられた。しかしピリピリする不快な感じではない。鶏ガラスープの醤油ラーメンにありがちな甘みがなく、辛口のスープと言える。台湾や中国で食べるラーメンのスープにこういうものがあるかもしれない。シンプルだが、なかなか真似できそうにないスープだ。私はラーメンのスープはあまり飲まないが、これは結構飲んでしまった。やめられなくなる美味しさだった。


麺は細めで柔らかい。料理ができるまで少し時間がかかるのは茹でに時間がかかるためだ。ツルツルとした、のど越しが最高だ。しかも、程よくスープを吸っている。ガンガン食べられる。スープと麺のバランスは最高だ。


チャーシューも良い肉を使っている。流行りのバラチャーシューみたいなチャーシューではなく、あくまでも普通のチャーシューだ。しかし分厚くて、味も中華街で買う高いチャーシューみたいな美味しさだった。きっとお店の大将が肉好きなのではないだろうか、普通の中華そばなのに、十分な量の肉が入っている。


有名店は期待外れであったりすることもあるのだが、期待以上だった。

カドヤ食堂 本店 (かどやしょくどう)

住所:大阪府大阪市西区新町4-16-13 キャピタル西長堀 1F
営業時間:11:00〜15:00/18:00〜22:30 (売り切れ次第終了)
定休日:火曜日(祝祭日の場合は翌日休み)

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