2012-01-01から1年間の記事一覧
ビル・エヴァンスの新しいアルバムをAmazonで注文していたのが、先日やっと届いた。30年も前に死んだジャズ・ピアニストの新しい録音が発掘されるあたり、このピアニストの衰えない人気を物語っている。 ライブ・アット・トップ・オブ・ザ・ゲイト (Live at …
このブログでは過去に、『現役指揮者ランキング』、『現役ピアニストランキング』などのランキング企画をやってきた。今後も、クラシック音楽に関するランキングを様々なテーマでやりたいと思っているのだが、自己リストがなかなかまとまらず、大したペース…
『ツタンカーメン展』に行ってきた。オープン71日目で来場者が60万人を超えたらしい。混雑が話題になっているこの展覧会。土日の混雑は洒落にならないくらいすごいらしいので(3時間待ちとも)、平日に休みを取って行ってきた。 混雑を避けるポイントは…
輸入食材を扱う店で、珍しいドリンクを買ってきた。 写真右はルートビア。左はチェリーコーク。 ■ルートビア 飲む前。ルートビアは発祥の地であるアメリカ合衆国のほか、沖縄でもポピュラーなノンアルコール飲料だ。様々な香辛料、ハーブ、木の皮、木の根が…
ポーランド系ドイツ人の作曲家、シャルヴェンカは19世紀を代表するヴィルトゥオーソ・ピアニストであり、ピアノ教育においても優れた業績を残した人物である。彼が書いた、ピアノ協奏曲第1番がすごい。一部、マニアックな人気のある同曲ではあるが、一般的…
ロジャー・ノリントンによるモーツァルトの交響曲選集の中から、第31番ニ長調『パリ』を聴いている。 モーツァルトの交響曲は、初めて聴いたのが中学生の時で、そのときに好きになったのが、「ト短調交響曲」と呼ばれる第40番だった。その後、第41番『ジュピ…
先日、平日の休みを利用して、京都府南部にある当尾(とうの)の石仏の道を歩いた。 当尾石仏の道は、浄瑠璃寺から岩船寺までの約1.7キロメートルの山間の道である。その道の途中に、いくつか石仏があるのが最大のポイントだ。道もそれほど険しくないうえ…
エルガーの交響曲第1番は、ブラームスの交響曲のように重厚でありながら、シベリウスの交響曲のように透明感がある。そしてワーグナーのオペラのようにドラマチックだ。 日本ではコンサートで頻繁に取り上げられるようなポピュラーな曲ではない。しかし、ク…
ゴールデンウィークも終わろうとしている。私の場合は2連休の後、2日仕事に行って、そのあと3連休というたいしたゴールデンウィークではなかったが、それでも体はすっかり休みモードで、明日目覚まし時計に起こされて仕事に行くのを「喜んで!」と積極的…
大阪・梅田でサラリーマンをしていた時に『ネスパ』にはよく行った。西梅田の四ツ橋筋のボーリング場の裏に『ネスパ』本店があった。ヨーロッパの都市の旧市街の地下にあるようなレトロなお店で、事実、創業50年にも及ぶ老舗だった。正式な店名は『仏蘭西料…
時々、バッハのゴルドベルク変奏曲を聴く。ゴルトベルク変奏曲は、初期の鍵盤楽器曲(チェンバロなど)として書かれた曲だが、私はピアノ版の方が好きで、いちばん愛聴しているのはバッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)。荒々しく、ロックともいえるよう…
「和歌山ラーメン」(和歌山では「中華そば」)を、なぜか時々無性に食べたくなる。和歌山ラーメンは流行りの味とは明らかに違う。都市部に新しくできた、行列のできる人気ラーメン店は、洗練されていたり計算されている。創業者はいい大学を出ていたり、脱…
電子書籍端末『ソニー(SONY) 電子書籍リーダー Pocket Edition/5型 PRS-350 S』を買った。 本と同じコンテンツを電子媒体で読める電子書籍。中でも私は、iPad用ソフトとかタブレットでなく、電子ペーパーを利用した電子書籍端末をしばらく検討していた。電子…
『大植英次スペシャルコンサート』に行ってきた。 大植英次スペシャルコンサート 2012年3月31日(土)15:00開演(14:00開場) ザ・シンフォニーホール ―万感の想いをこめて9年の響きが輝く― 指揮:大植英次 <プログラム> ブルックナー/…
カメラを1つだけ持って出掛ける旅行にあこがれる。よく写真雑誌などでは特集される企画で、高性能のデジタル一眼レフにズームレンズを付ける代わりに、例えば、デジタルのオリンパスPENに単焦点レンズ一本だけを付けっ放しにして撮るパリだとか、GR DIGITAL…
小澤征爾氏が振るサイトウ・キネン・オーケストラによる『運命』のCDを聴いている。これはすごい演奏だ。 音源は、2000年9月のサイトウ・キネン・フェスティバルのライブ演奏である。 &7番" title="ベートーヴェン:交響曲第5番&7番">ベートーヴェン:交響曲…
土曜の午後には、わりと自由に時間を使うことができる。仕事があってもたいてい昼までで、そのあいだ子供は妻の実家に預けているので(土曜は保育体制がいまひとつなので保育園には預けていない)、団体行動におけるフリータイムみたいに予定を自分で立てら…
雑誌『ミーツ・リージョナル」別冊の『ぞっこん!めんライフ』を読んでいたら、近所の店が載っていたので行ってみた。 ラーメンとつけめんのお店。 ぞっこん!めんライフ。―京阪神のしあわせな270玉。 (えるまがMOOK ミーツ・リージョナル別冊)作者: 京阪神エ…
何の根拠もないが、21世紀も最初の10年を過ぎ、これからはマイナー名曲の時代だと思う。きっと知られざる曲・マイナー名曲が脚光を浴びるはずだ。メジャーよりもマイナー。流行よりもサブカルチャー。グルメよりもB級グルメ。脇役が主役よりも注目される時代…
先々週の土曜日の午後、奈良に行ってきた。行き先は、ずっと前から行ってみたかった新薬師寺まで。奈良には数えきれないくらい行ったことがあるが、新薬師寺には行ったことがなかった、新薬師寺には、「すごい仏像」があるのだ。 最近、仏像など、古いものに…
ベートーヴェンの交響曲全集を買うのもこれでいくつ目になるのだろうか。そんな疑問にため息。広くない部屋の限られたスペースを圧迫するCD。しかも全集は、豪華な箱に入っている。場所を取る。同じ作曲家の同じ曲。クラシック音楽ファン以外には理解できな…
小澤征爾さんと、音楽について話をする作者: 小澤征爾,村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/11/30メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 124回この商品を含むブログ (117件) を見る 本書は、指揮者の小澤征爾さんとの会話を小説家の村上春樹さんが…
アラン・ギルバートは、若干40代にして、伝統あるニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督を務める、若手注目指揮者のうちの一人だ。 日本人を母に持つ日系人であり、両親ともにニューヨーク・フィルの弦楽器奏者を務める音楽界のサラブレットであり、…
「枯山水」の庭を眺めながらボーッとしたい。疲れがたまるとそう思う。これは、ゴツゴツ・チマチマした日常とは違う崇高な世界を満喫したい、いやそれどころかノックアウトされてもよい心理だと自己分析している。 次に休みが取れたら、京都に枯山水の庭を見…
以前からずっとやりたかった『現役ピアニスト・ランキング』を、今夜はやってみたいと思います。「現役」にこだわったのは、「いまでも聴ける可能性がある(生きている)」というところにこだわったからです。中にはピアニストとしては第一線を退いてしまっ…
ある好きな曲を複数の演奏で聴くのは、クラシック音楽ファンにとって大きな楽しみの一つだ。「聴き比べ」の楽しさへの目覚めは、クラシック音楽ファンがマニア度「初級」から「中級」にレベルアップした頃にやってくる。そんなわけで、家にCDが溢れること…
先日、平日に休みだったのだが、生憎の雨。当初の計画は、第一案が「徳島に行って徳島ラーメンを2杯食べる(昼とおやつ)」。第二案が「備前焼の里を訪ねる」。しかし雨でテンションが下がる。レジャーの予定を近場の洋食屋めぐりに切り替えた。 洋食屋めぐ…
2歳7か月になる私の息子が夢中になった『トイストーリー』シリーズ(をはじめとするピクサー・スタジオのCGアニメ)に、親の方が夢中になっている。 トイ・ストーリー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株…
『グリルばらの木』は、大阪の心斎橋にある老舗洋食店だ。私にとっては、土曜日や日曜日に出勤して、昼間で仕事したときなどに、遠まわりとなるにもかかわらず、高速道路に乗って道頓堀の出口で降りて、近くのコインパーキングに車を停めてから行く店であり…
2011年に発売されたバレンボイムによるショパンのコンチェルトのライブCDが素晴らしい。 この演奏を聴いて、歴史に残る名盤の登場だ、と思った。先日、同じバレンボイムによるショパンのリサイタルアルバムについて書いたが、コンチェルトについては、それ…