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クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

2008-01-01から1年間の記事一覧

ハイティンク&ロンドン響によるブラームス

ベルナルト・ハイティンク&ロンドン響によるブラームスの交響曲全集を聴いている。 発売元の「LSO Live」は、ロンドン交響楽団による自主レーベルで、前・首席指揮者のコリン・デイヴィスや、現・首席指揮者のヴァレリー・ゲルギエフによる演奏などのライブ…

IKEA(イケア)鶴浜に行ってきた

今日は平日の休み。 IKEA(イケア)鶴浜に行ってきた。関西進出としては神戸に続く2号店、大阪進出としては1号店になる。 神戸ポートアイランド店のオープンの時、大変な混雑が伝えられていたのと、入場制限やエスカレーター待ちだとか2〜3時間の駐車場…

上海に行ってきた〜(2)食事

上海での食事は全体的に脂っぽいものが多かったとはいえ、期待した通り、ゆたかで豪快な中華料理を堪能できた。 ホテルの朝食をつけたので(質はともかく種類がかなり多いバイキング形式だった)、昼にはお腹が空かず、昼食を抜いた。その分、夕食をおいしく…

上海に行ってきた〜(1)雑感

夏の休みを利用して上海に行ってきた。この時期に北京オリンピックとは無関係に上海に行ってきた。3泊4日の個人旅行だ。オリンピックの熱狂や喧騒はそれほどでもなくて、街頭での大掛かりなテレビ中継やパブリックビューイングなども見られなかった。この…

大植英次的馬勒(マーラー)「大地之歌」

マーラーの「大地の歌」は夏に合うなあと思いながら過去の日記を読み返していたら、去年の夏にもそんなことを書いていた(→過去の記事【マーラー「大地の歌」】はこちら)。 この曲が夏の休暇中に避暑地で書かれたということも無関係ではないだろう。 今日は…

納涼・処暑の幻想〜なら燈花会

なら燈花会(ならとうかえ)に行ってきた。 「1,300年前に都として栄えた奈良。 広大な自然の中に古代日本のおもかげが今も残る。 そんな奈良にふさわしい、どこか懐かしさを感じ、心を癒してくれるろうそくのやさしい灯り。 『なら燈花会』はゆったりと時の…

『新版 クラシックCDの名盤』(宇野功芳、中野雄、福島章恭・著)

宇野功芳、中野雄、福島章恭の3氏による『クラシックCDの名盤』(文春新書)の改訂版が発売された。 「増刷を重ねて17刷。姉妹本である『演奏家篇』(これも9刷!)を加えると刷り部数は10万部を遥かに超えている。もしかしたら、クラシック音楽に関する書物で…

和歌山ラーメンの旅

今週、私は早々に盆休みに入っている。粗大ごみを出したり、車検や損保の見積もりをやったり、めがねを修理したり、日常的なことで案外時間がつぶれる。貴重な休みなのに、生産的なことを何もしないまま夕焼けを迎えたりすると悲しい。そして理由もなく焦る…

大野和士による第2番「復活」

大野和士さんによる、マーラーの第2番「復活」を聴いている。 いま、この人が、日本人指揮者としては同世代のトップを走っているのではないだろうか。同世代のライバルとしては、佐渡裕さん、大植英次さんとか。「題名のない音楽会」の佐渡さんか、バイロイ…

4つの即興曲「D899(op.90)」と「D935(op.142)」

シューベルトの即興曲を聴いている。 「D899(op.90)」と「D935(op.142)」。 4つの即興曲には、「D899(op.90)」と「D935(op.142)」の2つがあって、シューベルトのピアノ曲の中ではかなりポピュラーな曲として知られている。 どちらも死の前年に書かれた最晩年…

国立西洋美術館『コロー・光と追憶の変奏曲』

先週、東京出張があったので、ついでに、土曜日まで東京に滞在して、国立西洋美術館に行ってきた。8月末まで、「カミーユ・コロー展」が開催されている。 『コロー・光と追憶の変奏曲』 会場:国立西洋美術館 開催期間:2008年6月14日(土)〜8月31日(日) …

マッケラスによる小編成ブラームス

チャールズ・マッケラスとスコットランド室内管弦楽団によるブラームス交響曲全集を聴いている。 ブラームスの交響曲というと「重厚、重々しい、分厚い」などという形容がぴったりだと思うが、このCDは全くそうではない。 軽妙かつスピード感に溢れていて…

とんかつKYKのヘレカツサンド

「ヘレカツ」というのは「ヒレカツ」のことで、関西(大阪)では「ヒレカツ」のことを「ヘレカツ」と呼ぶ(他の地域ではどうなのだろう)。 もちろん、全部が全部ではなく、「ヒレカツ」という名でメニューに載っている店もあるが、私の印象では、老舗では「…

iPod touch 16GB購入

ソフトバンク表参道店での徹夜の行列が話題になったiPhone 3G。私も買って、いろいろ試してみたかったのだが、私はドコモユーザーなので、今回は我慢。 でも、タッチでの操作に魅力を感じたこともあって、新しいiPodとしてiPod touchを購入してしまった(衝…

エレーヌ・グリモー×ザンデルリンク

まだ本格的な夏ではないのに、じゅうぶん暑い。この調子で暑くなっていくと8月になったらどうなるのだろうかと心配で仕方がない(この調子で12月になったらどうなるのだろう?という古典的なボケはなしです)。年々、体が暑さに弱くなっていくので心配だ。 …

グレン・グールドのブラームス(バラードとラプソディ)

グレン・グールドが弾くブラームスを聴いている。 ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集アーティスト: グールド(グレン),ブラームス出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル発売日: 2004/11/17メディア: CD購入: 5…

大フィル・朝比奈隆生誕100年記念特別演奏会

7月9日は、大フィルの創設者の一人にして前音楽監督でもあった故・朝比奈隆氏の100回目の誕生日にあたる。2008年はカラヤンイヤーにあたるが(生誕100年)、大阪の巨匠のメモリアルイヤーでもあった。スタイルも音楽もまったく異なるこの二人の指揮者が同じ…

エレーヌ・グリモーのブラームス・後期ピアノ曲集

ブラームスのピアノ曲を最初に聴いたときはいまひとつ、ピンとこなかった。 シューベルトのピアノ曲の地味さとはまた違う暗さを持ち、地味な内省的な楽曲が多く、気持ちにシンクロする部分が少なかった。どちらかといえば苦手な曲だった。しばらく聴かない時…

ニコンD700発表・7月25日発売・感想

7月1日、ニコンから衝撃的なデジタル一眼レフの新製品・D700が発表された。ニコンのデジタル一眼レフといえば、昨年夏のD3とD300の2つのフラッグシップの発表と発売の記憶も未だに薄れないのだが、今回はそれに勝るとも劣らない衝撃で、しかも発売は発表か…

さすらい人幻想曲×ポリーニ×キーシン

近頃は、シューベルトのピアノ曲をよく聴いている。 一聴すると地味な楽曲が多いが、猫にとってのマタタビのようにやめられない魅力があって、中毒性が高い曲がいくつもある。シューベルトのピアノ曲は、布団に入って、電気を消して、(できれば孤独の中で)…

焼酎日記〜山翡翠、山ねこ、兼八、佐藤・白、吟香・鳥飼

あいかわらず、焼酎に夢中になっている。何本か購入して、時々(毎日!?)、楽しんでいる。 ■「山翡翠」と「山ねこ」 尾鈴山蒸留所による米焼酎「山翡翠(やませみ)」と芋焼酎「山ねこ」。 「山翡翠」は好み。甘みはそれほど強くなく、控えめなくらいで、上…

デ・ブルゴス×ドレスデン・フィルのブラームス4&2

ドレスデン・フィルのブラームス・チクルス。2日目。 1番と3番を演奏した昨日は残念ながら行くことが出来なかったのだが、今日は無事、行くことが出来た。 ◆ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス・チクルス(2) 2008年6月29日(日)14:00 ザ…

幻冬舎新書『カラヤン帝国興亡史』中川右介・著

本来なら、今夜はデ・ブルゴスが振ったドレスデン・フィルによるブラームスの1番と3番のコンサートのレポートを書くところだった。チケットを随分前に購入していたのだが、急遽仕事で行けなくなって、人に譲ったのだった。無念(明日の2番と4番は幸い行…

菊池洋子×井上道義×OEKによるモーツァルト

菊池洋子さんが弾くモーツァルトのCDを聴いている。オーケストラは井上道義さんが振るオーケストラアンサンブル金沢(OEK)。 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番アーティスト: 菊池洋子,モーツァルト,井上道義,オーケストラ・アンサンブル金沢出版社/メーカ…

ミハイル・プレトニョフのピアノソナタ集

指揮者でピアニストのミハイル・プレトニョフによるモーツァルトのピアノソナタ集を聴いている。 収録されているのは、ピアノソナタ第10番(K.330)、11番(K.331)、12番(K.332)、14番(K.457)の4作品。 第11番(K.331)は、『トルコ行進曲つき』の通称で呼ばれる…

「天下一品」の「こってり」

先日、数年ぶりに「天下一品」、通称「天一(てんいち)」の「こってり」を食べた。 天一は現在では全国的にチェーン展開するが、もともと京都発祥で、私は過去に京都でよく食べたものだった。「他府県の天一はこってり度が足りない」と、北白川の本店や京都…

大フィル・第419回定期・充実の英国プログラム

大阪フィル(以下、大フィル)の6月の定期演奏会に行ってきた。 今夜は英国プログラム。 (↑写真は大フィルのHPより) 大阪フィルハーモニー交響楽団 第419回定期演奏会 2008年6月12日(木)、13日(金) ザ・シンフォニーホール 18:00開場 19:00開演 指揮:…

『ピアノの森』(一色まこと・作)

『ピアノの森』を読んでいる。現在刊行されている15巻まで、マンガ喫茶で一気に読みきった。 ピアノの森 1 (モーニングKC (1429))作者: 一色まこと出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/04/14メディア: コミック購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブロ…

フィリップ・ヘレヴェッヘ×ロイヤル・フランダース・フィル

四年に一度のヨーロッパサッカーの祭典、EURO2008が開幕して、調子に乗って夜更かしして観ていたら早速、寝不足になった。イタリアか、ドイツか、フランスか、スペインか、あるいは他の国か、どこが優勝するか予想しようかとも思ったが、こういうものは当た…

大植英次&大フィルの渾身の「リンツ」・「巨人」

大阪国際フェスティバルの公演で、先日のパーヴォ・ヤルヴィ&hr響の来日公演に続いて、大フィルの演奏会に行ってきた。 (↑画像はフェスティバルホールのHPより) 第50回大阪国際フェスティバル 大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 2008年6月7日(…